こんにちは。
スタッフMです。



この度、さぽーとの大切なお客様であるMさん
日本赤十字社 新潟県支部様より感謝状が贈られました。



写真 向かって左がMさんです

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日本赤十字社様は
皆さんご存知かと思いますが……
災害救護活動、国際活動、医療事業、血液事業などさまざまな活動を行っていらっしゃるあの「日赤さん」です。


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とりわけ新潟県支部様は、新潟県とより密接に関わる活動をなさっていて
その多くをここでご紹介する事は出来ませんが
ひとつ挙げさせて頂くとすれば……


先般、県内の児童養護施設に日本赤十字社新潟県支部様より手作りのマスクが届けられました。


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全くプライベートな話になりますが
私はこのマスクを実際に受け取ったお子さんと話をする機会があり
どんな風に受け取って、どんな気持ちだったかお聞きしたんです。


色んな柄があってお手紙がついていたよ。
好きなのを選んで、名前を書いて貰った。
嬉しかった。




そんな話に触れ私は


あぁこの子がマスクを受け取る事が出来たのは、ご尽力頂いている日赤さんはもとより、Mさんのような方がいらっしゃるおかげなんだ。

と甚く感銘を受けたのです。



ここで前述の感謝状のお話しに戻りますと
この度の感謝状は、寄付という形で一定額のご協力を頂いた方に贈られるものです。


なぜ、この感謝状贈呈式に我々が立ち会いさせて頂く事になったかと言いますと……


自分が死んだ後、この土地と建物(自宅)を日本赤十字社に寄付したい。
さぽーとさんで必要な手続きに関して調べてほしい。


とMさんよりご相談を頂いた為です。


このご依頼はご自分の死後も尚
誰かの為に役立ててもらいたい。
そんなMさんのご意思の表明でもありました。



日本赤十字社 新潟県支部様とMさんとの

橋渡しのような役割をさせて頂いたのが

我々さぽーとというわけです。



亡くなった後、財産を寄付する事を

「遺贈」と呼ぶそうです。
ご本人がご存命でありながら
こういった明確な形で遺贈の意思表明があったケースこれまでに例がなく
新潟内初なのだそうです。



以下ご本人に許可を得た上でお話し致します。


Mさんは
幼少期に生死をさ迷う大病を患い、その後遺症により両耳の聴力を完全に失いました。
後天性の聴覚障害です。
博識で聡明なMさんが
その後の人生において大変なご苦労をなさったであろう事は想像に難くありません。


そういった人生を歩んで来られたMさんが
寄付を初めたきっかけは遡る事40数年前。
国内で災害が起きた際に、困っている人々が大勢いる事を知ったのだそうです。


現地にボランティアとして入ろうと思った。
でも、自分は耳が悪い、足も悪い
自分が行っても迷惑になるだけだ
なにか違う形で協力は出来ないだろうか。
自分に出来ることは寄付だ。


そう思ったのだそう。



以来、長年に渡り人知れず
数多くの団体に「寄付」という形で
継続的にご協力をなさって今に至ります。
決してその事を誰かに誇る事もなく
自分は立派な事をしているのだという意識もなく

ただただ困っている人がいるのだから
力になりたいその一心で続けて来られた事です。



Mさんのような方のおかげで

どこかで誰かの人生が少し豊かになる。
どこかで誰かの心が少し温かくなる。
どこかで誰かの命が次世代へと繋がる。

こんな、素晴らしい事ってありますか。



わたくし感謝状の贈呈式に立ち会わせて頂き大変光栄です。



この贈呈式には地元柏崎の新聞社である

株式会社  柏新時報社様も取材に来てくださり

Mさんは緊張の面持ちの中、取材を受けていらっしゃいました。


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一足早く、わたくしの拙い文章でお伝えしてしまい大変恐縮ではありますが……
後日、プロの記者さんの手よる新聞記事という素晴らしい形で世に出るはずです。


私が出来る事は僅かで、微力ではありますが
Mさんの人生が少し豊かになるような
Mさんの心が少し温かくなるような

そんな関わりを今後も末永く続けさせて頂きたい。
そんな風に思いました。



最後になりましたが、遠方より御足労頂きました

日本赤十字社 新潟県支部  山田様同                                            三星様

株式会社 柏新時報社           原様


この度は誠に有り難う御座いました。




以上。
スタッフMでした。