個人事業主時代の私の業務日誌を兼ねていたこのブログ

12/12からスタッフブログに移り、短期間で随分と賑やかになりました!

うんうん、こうでなくては~

(*´∀`*)

私も負けじといろいろ書いてしまいます。

そして、いよいよ当社の会計を取り仕切るNaO氏もスタッフブロガーとなり近日参上でございます。

よろしくお願いいたします m(_ _)m





さて、話は変わって~本題

5年超の便利屋生活で多くの依頼を頂戴し解決しておりますが、

今だから言える・・こんなエピソードを少しだけ紹介します。

これから全10話くらいの予定ですが、まずは第1話






第1話 ◯◯を見た



3~4年位前の依頼ですが、県外の会社から片付けとハウスクリーニングの依頼を受け

柏崎某所の空き家を見積もりに訪れたことがあります。




片付けとクリーニング以外の事情はよくわからず、ぶらりと向かった山の中の10数件の集落。

人は住んでおらず鍵は開いているとのことで玄関から入ると



なるほど施錠してありません。

「開けっ放しかぁ、不用心だな」




玄関には脱ぎ捨てた靴やサンダルが乱雑にあり、

郵便受けには膨大な請求書やDMの類いがぎっしり、それらを見れば否応なしにいろんな事情が推測されます。



玄関ホールから廊下にかけて見渡す限り荒れた感じ。

「ふー 少し大変かな」




「ごめんくださ~い、失礼します」

一声かけて持参した上履きに履き替えてお邪魔しました。




モノにあふれた廊下を抜けて、台所らしき場所へ



ダイニングテーブルがそこにはあり


すっかり乾燥してしまったのか、内側が真っ黒になったコーヒーカップ


食べかけの食パンも残され、マーガリンは開封した状態で固まり、ナイフが刺さったままです。


ガスコンロにはかけたままのフライパンか鍋らしきもの


それはついさっきまで生活してたかの状態で、空き家としてはとても違和感を感じました。




記録のために撮影しながら居間や客間をチェックして



1階はすべて確認して、いよいよ2階へ



床鳴りのする一直線の鉄砲階段を上がりきったところで、

左手に少し開いた戸襖が見えて居室があるのがわかりました。



居室の前に立ち



襖を開くと


あ・・



白髪のお婆さんがそこに座ってるじゃありませんか



もう思わず

やばいっ! 人が住んでたんだ!

「すいません!」

びっくりして叫びました



一瞬目線をそらし、

戻した瞬間、、、、







あれ  

誰もいない

ん?




なんだ・・

続いて、奥の他の部屋も見る頃には、


「確かにお婆さんがあの部屋にいた」


「いたはず」


だんだん不思議な思いと不気味な感じに耐えられなくなり、外に出たくなりました。


撮影もそこそこに階段を駆け下り、飛び出すように外に出ると、






家の前に女性が立っていました






隣家の方のようで

慌てて挨拶をして名刺を渡し、依頼で見積もりに来たことなど事情を伝えると・・






この家は1年以上空き家で、かつて80代の母親と50代の息子さんのふたり暮らしであった。

先に息子さんが行方不明になり、残された母親もその後に亡くなったこと。

親しい身寄りもなく借金があったなど、

決して幸せではなかったようなことなども話してくれました。








私には80代のお婆さん住んでたと聞いただけで、さっき2階で見たお婆さんを考えずにはいられません。







結局、このご依頼をお断りすることになりました。

でも、こんなことで仕事をお断りしたのは後にも先にもこの時だけです><

この不思議な体験はいまだに忘れられず、ちょっと気持ちの悪い空き家にいくとこの件を思い出してしまいます。




第2話につづく